【体験記】母子同室してみて実際どうだった?これだけはやってほしいこと3選

産後の入院生活を大きく左右するものの一つが、母子同室か別室か、ということです。母子同室には、退院後の生活を想像しやすくなるメリットがあり、母子別室にはしっかりと体を休めることができるメリットがあると思います。私は母子同室の病院で出産しましたが、その実際の体験と、母子同室を控えている方に是非やっていただきたいこと、また母子同室を検討中の方へのメッセージをまとめました。これから入院を控えて母子同室のイメージがつかずに不安に思っている方、産院を決めるにあたって母子同室がどのような感じか知りたい方などの参考になればと思います。

母子同室での入院生活

母子同室で過ごすにあたって

入院前、まず最初に浮かんだ疑問は、「赤ちゃんと同じタイミングで寝ちゃって大丈夫なの?私が寝ている間に息が止まったりしない?」ということでした。気になって、妊婦健診時に助産師さんにも聞いてみると、「皆さん同じタイミングで寝てますよ」という答えが返ってきましたが、続けて「心配だったら、眠るときだけ預けることもできますから安心してください」と言ってもらえました。

出産直後から同室だったけど…

私は午後に出産して、そのまま朝までLDRで過ごさせてもらいました。出産当日は、消灯時間まで赤ちゃんも一緒の部屋にいましたが、生まれた直後なのでほぼ寝ててたまに泣く程度。消灯時間後はナーサリールームに連れていかれました。深夜に、授乳のために1度連れてこられただけで、あとはずっと眠ることができました
翌朝、大部屋に移動した後も、午前中は赤ちゃんの体調チェックなどがあるので、1度授乳のために連れてこられたきり。診察があったり色々と忙しいのか、産後1日目は基本授乳のタイミングで連れてこられて、何かしらでまた連れていかれる感じでした。この時点で、連れてこられるのを待つべきなのか、自分から言うべきなのかが分からず、意味もなくナーサリールームの近くをうろついたりする怪しい人になりかけていました(笑)どのタイミングから同室になるのか、確認しておくと過ごしやすかったなと思います。1日目の夜から授乳きっかけで同室で過ごしましたが、深夜はナーサリールームに預けていました。

本格的な同室が始まり…

産後2日目の午後あたりから同室らしくなってきました。退院後母乳育児を希望していたこともあって、助産師さんからも「もっと頻回に母乳をあげて」とのこと。夜中はエンドレス授乳でした。ほしがったらすぐ授乳できるように預けずに過ごしましたが、やはり一緒に眠ってしまうのが怖く、5分おきのタイマーをかけて寝ていました。しっかり眠れてないのもあって明け方にはどっと疲れが押し寄せてきました。
産後3日目も同様に何かあるとき以外は同室で過ごしました。夜も同室だったのですが、エンドレス授乳→寝かしつけ失敗を6時間繰り返し、体力の限界が来てどうしてもしっかり眠りたくて、深夜にナーサリールームに預けました。おかけで3時間眠れました…!産後4日目は退院日。こう考えると、少しずつ同室の時間が長くなっていました。

☆トイレやシャワーはどうしてた?

母子同室の注意事項にも書かれていたのですが、トイレやシャワーなどで部屋を離れるときは防犯上の理由などからナーサリールームに預けることになっていたので、「トイレ行ってきます~」と毎度預けに行っていました。妊娠中のように頻繁にトイレに行きたくなることもなかったので、面倒くささなどは感じませんでした。(同室の人は部屋に赤ちゃんを置いたままトイレに行ったりしていたのですが、やはり目を離すのは怖いですし、大部屋の場合は置いていっていることが分かると人の子どものことなのにハラハラしてしまうので、病院で決められている人はきちんと預けて行きましょうね!)
ただ、夜間はやはりスタッフも少ないのか、預けようとしてもナーサリールームにもナースステーションにも誰もいないことがあって、出直すか…ということはありました。

母子同室で過ごした感想

やはり赤ちゃんと一緒にいる時間を長く持てるというのは良かったです。「かわいいなぁ」って眺めてるだけでも、育児頑張ろうという活力になった気がします。また、一緒に過ごす時間を長く持つことで、退院後の生活をイメージしやすくなるのはもちろん、なんとなくの生活リズムを掴んだり、お腹が空いた仕草や排泄する時の動きなどを観察できて、退院後の対応能力が高まった気がします。
逆に、やはりしっかり眠れなかったりして、疲労が溜まっていく感覚はありました。特に私は、一緒に眠るのが怖くて5分おきに起きて呼吸チェックしたりしていたのでなおさらです。また、頻回授乳をしていたため、授乳室に移動したりせず自分の部屋で完結するのは楽だなと感じましたが、夜間など部屋で一人でエンドレス授乳していると、メンタル的にもしんどくなっていくのを感じました。ただ、そういうしんどさを経験しておくことで、退院後の生活に向けて心の準備ができたかなとも思います。
ちなみに、母子同室で頻回授乳しやすかったおかげなのか、私は退院する段階で母乳だけで過ごせていました。母乳育児を目指す人は、母子同室を選択するのも一つの足掛かりかもしれません。

母子同室を控える方へ!これだけはやってほしいこと3選

とにかく寝よう!

これは本当にやってほしいことなのですが、完全母子同室とはいえ、赤ちゃんの健康チェックとか診察とか、一人になれる時間もあります。そのタイミングで何よりも優先して寝てほしいです。同室している時でも、眠れるときがあれば眠りましょう。睡眠不足は何においても良い影響を及ぼしません。私みたいに一緒に眠るのは不安、という人は赤ちゃんが寝たタイミングで預けて睡眠時間を確保してください。

助産師さんに頼ろう!

初めての授乳、慣れないおむつ替え、突然の吐乳など赤ちゃんと二人きりの空間で起きる様々なことに、一人で立ち向かっていく必要はありません。ちょっとでも不安なこと、心配なこと、分からないことがあったらどんどんナースコールしましょう。私は最初の頃遠慮してしまって、これ聞けばよかったな、ということとがたくさんありました。なかなか気軽に呼ぶのは難しい、という人は、疑問に思ったことなどはその場でメモして、見回りなどで来たタイミングでまとめて聞けるようにすると少し気が楽かもしれません。私の入院していた病院の助産師さんが冗談交じりに繰り返し言っていたのは、「私たちは夜絶対に起きているので、いつでも呼んでください!」でした。夜間の頻回授乳は、心身共にダメージが大きいと思うので、どんどん頼るようにしてください。

優しい光のライトが必要!

消灯後は暗いので、授乳やおむつ替え時に手元が見えるようにしなければなりません。ベッドに照明がついていたのですが、これがまあ明るい。明るすぎる。赤ちゃんにあまりよくないのでは?と不安になる明るさだったり、寝ている同じ部屋のママさん、赤ちゃんに迷惑にならないかなと心配になったりしました。配慮された照明のある施設もあると思いますが、優しい光の授乳ライトなどを用意しておくと間違いないと思います。

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また、私は退院後に発見したのですが、「NightVision Light」というアプリが結構使えます!スマホの画面をライト代わりに出来て、明るさも調整できるので、スマホのライトのように眩しすぎることもありません。

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開発元:Vixen Co.,Ltd.
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母子同室を検討中の方へ

実際に母子同室を経験して感じたことは、圧倒的に大部屋より個室の方がいいということです。私の分娩した病院は大部屋しかなかったので、選択の余地がありませんでしたが、やはり夜間などは隣の赤ちゃんが寝ている時に自分の子が泣いてしまうと「申し訳ない…!」という気持ちになります。その逆もしかりで、自分の子がやっと寝たという時に、隣の赤ちゃんの泣き声で起きてしまうことも。また、同室の人に迷惑を掛けないように…と赤ちゃんを必死にあやしたり、小声で話したりしていることに対して「なんで自分の子を最優先できないんだ?」と思う反面、「産後の疲れた体を休める邪魔をしたら申し訳ない」という気持ちもあり。。。とにかく、選べるなら個室です!(部屋にトイレがついていたら、毎度預けずに自分の好きなタイミングで行けるので、なおさら気持ちが楽になると思います。)
コロナ禍でなければ、大部屋だと他のママさんとの交流が図れたかもしれません。人と話すことが好き、コミュニケーションが気分転換になるというような人は大部屋を選択するのもいいかもしれませんね。

まとめ

入院中の生活を想像して、自分の気になることはなんだろう、自分の負担になることはなんだろうと考えて母子同室にするか別室にするか選んだり、母子同室に向けて準備を進めたりしてもらえればと思います。産後の体は何もなくても疲弊していて当たり前なので、少しでも自分のストレスが少なくて済むように慎重に考えて、またしっかり準備して、ママと赤ちゃんが快適に過ごせることを願っています。

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