【2020年】家計簿の意味について考えてみた。記録だけでは効果なし。

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趣味と実益を兼ねてR言語の勉強を始めたのですが、よく使われるirisデータなど、自分が興味のないデータセットを使った勉強はいまいち気分が乗らず長時間取り組むことができません。

我が家は家計簿をアプリでつけているのですが、そのデータをcsvで出力できたのでそれを使って簡単な集計や可視化をやってみました。

プログラミングの練習のつもりが、家計簿の見直しについてとても考えさせられることになりました。

月ごとの支出の振り返りだけでは甘い!?

我が家は基本的には出費が発生したタイミングでアプリに記録をつけ、週末や月末に記録を振り返りながら「今月はちょっと使いすぎたね」なんて話をしていました。

それもあって定期的に家計の見直しはできていると思っていたのですが、いざ集計してみると衝撃の結果となりました。まずはじめに月ごとの支出のグラフが以下になります。

月の予算が8万なので8万の部分に基準線を引きましたが、なんと予算を守って生活できているのは5ヶ月のみという結果になりました。

しかも予算を守れている月は予算ギリギリなのに対し、予算オーバーの月は大幅に超えている始末。。特に年末は連続して超過していました。

毎月家計については振り返りをして予算超過の月の後は予算を守るように意識できていると思っていたのですが、集計してみると気持ち出費を控えている程度です。

むしろあらためて振り返ってみると「予算超過 → 気をつけようと意識する → 先月はがんばったし、、、といってまた予算超過」が繰り返されていたようにも思います。

お酒の価値は?

予算超過の原因を考えるため、カテゴリ別の支出についても集計しました。

年間の予算は96万で去年の支出は約120万のため、おおよそ20万はどこかを削る必要があります。

出費の多い順に並べてみたところ、順番はおおよそ想定の通りでした。

一番目は食費。年間45万、月あたりの平均は約37500円という結果です。

2人分の平日のお昼ご飯も含んでいるのでぎりぎり許容範囲かな?と思っていましたが、自炊しているのに1食500円くらいかかっているので何か原因がありそうです。

二番目は外食費です。去年はコロナ禍ということもあり外食の機会が少なかったにも関わらず、やや多い印象を受けますが結婚記念日○周年として多く使った記憶があるのでおそらく今年は少ないはず。。

振り返ってみて一番気になる出費は嗜好品です。

タバコはどちらも吸わないのでここに入る支出は「お酒とお菓子」なのですが、毎月1万以上お酒とお菓

子(ほぼお酒)に使っている、ということになります。

0を目指すのではなく、置き換えることで支出の削減を目指す

予算内に生活するためには約1.7万円の支出削減が必要なので、削る支出を考えます。

安定して予想される出費を削る方が想定通りの削減を行えそうなので、今回は食費、外食、嗜好品を対象に考えてみました。

また、削減の仕方についてもこれまで使っていたものをいきなり0にしようとするのは無理があるので、買うものを置き換えることで考えてみます。

お弁当や調味・調理済みの食材の購入はなるべく控える

忙しい平日にやってしまいがちなのが割引されているお弁当の購入や調味済みの食材の購入です。

特に私は調味済みのお肉を購入しがちなのですが、例えば近くのスーパーで鶏の胸肉は100グラム58円、もも肉は80円くらいで購入できますが、これが調味済みだと100円は超えてきます。

お弁当にしても、お惣菜のみを買って主食は家の冷凍ご飯にすれば100〜200円程度は下げられます。

休日に味噌漬けや麹漬けを用意してさえいれば買う必要はないはずです。

「焼くだけ」、「温めるだけ」の状態を土日に準備することで平日の負担は増やさずにコストを下げられる状態を作りたいと思います。

残業後にスーパーへ行くと疲れもあって抑制が効かなくなりがちなので、平日にスーパーに行く必要を減らす意味もあります。ここで6000円程度の削減を目指そうと思います。

外食ではお酒を飲み始める前に飲む杯数を決める

我が家の場合、外食のタイミングは金曜日の夜、土曜の昼、土曜の夜の3つがほとんどです。

このうち土曜の昼はせいぜいが2人合わせて1500〜2000円程度です。

一方で夜の外食は月に1回なのですが、食事と合わせてお酒を飲むことがほとんどで6000円程度はお酒にかかっています。

二人ともお酒が好きなこともあって0杯にするのは難しいのですが、例えば2杯ずつであればお酒にかかるお金は2000円程度で済むことになるので、4000円くらいは削減できそうです。

外食時に予算を気にしていなかったのが原因だと思うので、まずは食べ始める前に予算を決めることで予想以上の出費にならないように気をつけてみます。

嗜好品は度数の高いお酒に置き換える(度数あたりのコストを下げる)

自分でも多いと感じた嗜好品ですが、ここで月5000円程度は支出を抑えたいです。

元々スーパーでお酒を買うことが多いため、単価を下げるために「割高なお酒(缶チューハイとか)は買わない」を徹底し、これまで以上にウイスキーや焼酎などで置き換えることを意識してみます。

缶チューハイが5% 500mLで138円、ウイスキーが40% 700mLで1000円だとしたら同じアルコール量あたりの出費はおおよそ半減する計算なので、7000円の支出削減も現実的です。

余談:お酒への浪費は給料日後に増える傾向がある

12ヶ月分の1〜31日ごとのデータがあるので、R言語の勉強のために日付ごとの嗜好品に関する支出も可視化してみました。

赤色の点がデータそのものをあらわしていて、その要約として箱ひげ図も表示しています。

まず個々のデータについてですが、どの日でも4〜6つくらいのデータがあるように見えるので2日に1回は支出が発生していることになります。また、ごくたまにある4000円を超える出費についてはおそらくまとめ買いのタイミングです。

続いては箱ひげ図です。周期性が見られますが、大体7日ごとに現れているので1週間ごとの周期が表れていそうです。加えて月末の給料日付近前には支出を抑え、給料日後には支出が嵩むという計画性のなさが見て取れますね。反省します。

家計簿はシーズンごとに見直しを行う

今回集計してみて家計簿は複数月のデータで確認すべきだと痛感しました。

半年に1回でも良かったのですが、とりあえずは問題が多そうだったので4半期ごとの見直しを行い、問題があれば細かく修正できる体制で始めたいと思います。

問題がなくなってきたら、負担の少ないタイミングに減らしてもいいかもしれません。

また途中経過を報告したいと思います。

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