コロナ禍でジムにいけなくなり1年半近くが経ちました。
気づけばただ払い続けている月会費がもったいないのと、コロナ前と比べて10kg以上も増えた体重に焦りを感じてついにFITBOX LITE(フィットネスバイク)を購入しました。
通販サイトのレビューは高評価と低評価で意見が正反対なものも見られ、買うまではかなり悩んだので同じように迷われている方のためにもレポートしてみました。
使ってみて、なぜ高評価と低評価で違う意見が見られるのか、と言うことについても少し考えてみました。
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私が感じたFITBOX LITEの購入を検討する場合のポイント
- 静音性を最も重視し、静かであれば多少の機能は不要と考えられるか
- 運動不足の解消が目的か、それとも自転車競技の練習のような使用目的か
- 身長は170cm以上?以下?
購入し使用してみて、購入を検討する際には上の3つのポイントを意識するといいのではと思っています。
購入を検討されている方には自分の心の中で3つに回答した上で読んでいただくと良いと思います。
FITBOX LITEとは?
マグネット負荷式のフィットネスバイクです。
フィットネスバイクには主にマグネット式と摩擦式があるのですが、摩擦式はホイールにフェルトなどを当てることで物理的に負荷を発生させる形式で、マグネット式は磁力によって負荷をかけています。
負荷方式の違いからも想像がつくと思いますが、マグネット式のほうが摩擦式よりも静音性に優れているらしいです。
一方でマグネット式は磁石の磁力を落とさないために、連続稼働時間が30分程度な製品が多いです。
逆に摩擦式は物理的に負荷をかけているだけなので、連続稼働時間の制限はなく長時間の使用も可能なことがメリットです。
我が家では「マグネット式」と「摩擦式」、どちらを買うかかなり悩んだ結果、「マグネット式」を選びました。摩擦式でもそんなに音はしないという話は耳にしていたのですが、おそらく人によっても感じ方が違いますし、早朝や深夜にはできないと感じる音量だった場合に一気に置物になる危険性があったため、マグネット式を選びました。
FITBOX LITEは連続稼働時間が90分であり、マグネット式のデメリットである稼働時間の短さがカバーされていたのも魅力でした。
FITBOX LITEはそこまで大きくない、、けれど階段には要注意
ひとまずティッシュ箱と一緒に撮った写真がこちら。重さは26kgで、思ったよりは重くないです。
説明書によると梱包サイズは890mm×250mm×760mmとのこと。
女性でも引きずることは可能で男性なら持ち上げて運ぶことも可能なくらいの重さです。
ただ、一点だけ注意が。男性でも一人で階段を登ることはまず無理と考えていただいていいです。
というのも重さとしては問題なく持ち上げられるのですが、幅があるので階段を登る場合には一段上の段差に箱が当たることになります。おそらくなんとか持ち上げようと傾けると体のバランスが崩れ、かなり危ないことになると思います。
そのため2階に設置したい、と言う場合には複数人での作業が必須です。
組み立て時間は1時間程度
通販サイトのレビューでは「20分くらいで組み立てられた」というコメントをよくみましたが、付属品の工具でなく、自前の工具がある前提ですかね。
部品の確認に加えて少し不親切な説明書を見ながら作業をするのであれば、早くても40分くらいはかかるんじゃないかな?と思います。
といっても作業自体が難しいわけではなく、例えば説明書の図の状態と実際の作業時の見た目が異なっていたり、説明書には記載がないけれどおそらく不要と思われるパーツが存在したりと、惑わされる部分があるためです。
こういうものね、と分かった上で作業をするのであればぎりぎり30分くらいでできるかもしれません。
(Step 1)本体のリアレッグ部分になる謎のパーツ
どこにも記載がないですが、本体のリアレッグ取り付け部分は輸送用なのか、バーのような金属が取り付けられています。当然そのままではリアレッグを取り付けられません。
おそらく輸送時の梱包用だとは思うのですが、本体から不要なパーツを外す記載はないですし、どうすんだ?と少し困りました。結局外すことでしかリアレッグは取り付けられそうになかったので外してリアレッグを取り付けました。
合っているのか不明ですが、とりあえず1ヶ月ほど使って特に異常はないのでよしとしています。
(Step 2)サドルスライダーとは、、、?
使用するパーツリストの図でサドルとサドルスライダーがセットになっているのですが、実際にはサドルに調節ネジがくっついているのみで、サドルスライダーらしきものはありませんでした。
これもおそらく本体部分のスライダーをサドルと合わせて図示しているのだと思いますが、自転車なんて組み立てたことがなく正解が分からず少し手間取りました。
「使用するパーツリスト」に記載があるため、ないとダメなのかと思ってやや萎えましたが多分これもなくて大丈夫です。
気に入っている点
静音性は間違いない
静音性を目的に購入しましたが、これは期待以上のパフォーマンスでした。
音楽や動画と合わせて使用するのであればバイクの使用音は全くわかりません。
バイク以外は無音の状態で行ったとしても、扇風機の弱風量よりも音がしない。
どちらかといえば本体の音よりも衣擦れの音と呼吸音の方が気になる。本当にほぼ無音。
そのため、早朝や深夜であっても問題なく使用可能です。我が家は同室で寝ている人がいたとしても気にせず使用しています。
ホイールが剥き出しでないのは安心感あり
バイクによってはホイールが剥き出しのものもありますが、そちらと比べてやはりホイールが全て覆われていると安心感があります。我が家はペットもいないですし、小さいこどももいませんが、それでもやはり何か巻き込んでしまうのでは、といったことを気にしなくていいのは良いです。
ただ、ホイールが完全に覆われていることで何かあったときにメンテナンスは大変になりそうだなぁと思っています。こちらは一長一短かもしれません。
気軽に運動ができる。シャワーも楽。
徒歩数分の場所にジムがあれば別ですが、歩いて10分や自転車で5分といった距離になると天気が悪かったり、少し気分が乗らないと行くのが面倒になります(自分自身の経験談)。
その点部屋にフィットネスバイクがあればいつでも好きなタイミングで開始できます。
また、当初はあまり考えていなかったけれど使ってみて改めて気付いた良かった点として、運動後のシャワータイムの気持ちよさがジムとは全く違うということです。
ジムでは有酸素運動をした日はシャワーを利用していて、たまに湿った感じのシャワールームにあたると少し気分が下がることはありましたが概ね満足していました。
そのため、フィットネスバイクを買うか迷っていた際にあまりすぐにシャワーが浴びれることをメリットとして考えていなかったのですが、やはりすぐに自宅のお風呂に入ることができるのはとても気持ちがいいです。
タオルやシャンプー等を持ち運ぶ必要はないですし、湯船につかることもできます。
よくないと感じた点
静音性以外の機能性がやや弱い
同じ価格帯の商品と比較すると、これだけ優れた静音性を確保している代わりに当然無くなっている機能もあります。
例えばFITBOX LITEでは心拍計や速度計がありません。
また、付属のタブレットホルダーは実質スマホ置きとしてしか使えないサイズです。
こういった機能もついているのが必要であれば、静音性が必要でないなら摩擦式のもの、静音性も必要で機能も欲しいとなるのであれば上位機種のFITBOXを買う必要があります。
おそらく高身長 or 足が長い人にはやや辛い
私は170cm、妻は163cmくらいですが、サドルは一番高い状態にセットしてペダルを漕いでも膝はぎりぎり伸びきらない状態になります。
一応公式では185cmまでが対象となっていますが、自分がとりたい体勢を自由に取ることができるのは170cm以下が目安として考えていいのではと思います。
これはレビューにもコメントがあり、そのとおりでした。(ただこれは考察で補足します。)
もちろん170cm以上であっても全く使用できないと言うわけではないと思いますが、、ここは我が家で確かめきれていないので正確なことがわかりません。
通販サイトの高評価と低評価の差についての考察
あくまで家庭用の製品である
私もジムでエアロバイクやスピンバイクを利用していたことがあるのでわかりますが、やはりジムのマシンは優秀です。それと比較すると当然家庭用で値段も手頃な製品なので不満は見つかります。
例えば使用時(特に上体を起こした場合)に多少マシンが左右に揺れますが、やはり高々26kgの製品に倍程度の重さの人間が乗ると重心は当然地面から離れるので、床に固定しているのでなければ多少の揺れは避けられないと思います。
特にFIITのような運動を行う場合には左右にがたつくのは避けられません。(これに関してはジムのマシンでも揺れを感じることはありますが)
また、サドルのネジが緩むこともありましたが、これもサドルが調節可能な機構なので仕方ないかなと思っています。ジムで使用する際は自分の好きな高さに合わせる必要があるので、そのかわりの手間がネジの緩みチェックかなと個人的には思っています。
FITBOXに求めていることが人によって違う
例えば自転車好きの方と運動不足解消・ダイエット目的の方、どちらも購入しているように見受けられる商品なので、自身がどちらの目的で購入したのかによって評価が大きく分かれている気がします。
自転車好きの方で普段からクロスバイクやロードバイクに乗っていて、室内用に検討している場合には身長によっては別製品を検討した方がいいかもしれません。
身長が問題なくとも、摩擦式と違ってマグネット式は負荷も自由に調節できず、負荷が足りないとなる可能性もあります。
一方でただ運動不足解消・ダイエットを目的にしている場合には、ほとんどの人にとって過不足ない製品だと個人的には感じています。
身長によっては好きな体勢を取りづらいのもあくまでロードバイクとしての体勢をとりたい場合であって、上体を起こし手をハンドルから離してゆったり漕ぐような使い方であれば問題になりづらいのではないかなと思います。(とはいえ、自由に体勢を選べないのはマイナスではありますが。。)
2022年6月追記:FITBOX LITEを1年使い続けた感想
およそ1年くらい使い続けた結果と感想をまとめた記事を作成しました。
自分のダイエット経過の記録がメインですが、エアロバイクを続けられたポイントや長期的に使ってみてどうだったかということもまとめているので参考になればと思います。
まとめ
色々と書きましたが、買って良かったか、と聞かれれば我が家では大満足です。
マイナスポイントも色々書いていますが個人的にはあまり気にしておらず、むしろ良かった点の良さがとても大きいです。
2人分のジム費用2ヶ月分程度の金額で購入でき、とてもコストパフォーマンスのよい商品でした。
とりあえず5kgくらいは体重を落とせるよう、毎日継続していきたいです。
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